私学はひとつ、の功と罪

進む「共学化」伝統校も(時事ドットコム)

大阪と東京では教育のトレンドに10年の時差があると、大阪移転時に某模試会社の営業マンから聞いたことがある。
東京の女子校は絶滅危惧種のようになっているが、大阪の女子校はまだまだ堅調。大阪の場合は私学中高連の「私学はひとつ」のスローガンに守られている面が大きい。高校入試を統一日にすることで、極端な高倍率、低倍率を生まない。中学校の段階で均等に受験校を振り分けるからである。

大阪は共存共栄、東京は弱肉強食
これは両方で生活してきた私の感想だが、女子校に絞っていえば女子校が絶滅に向かうのは残念である。

時事ドットコムの記事中に出てきた「光英VERITAS」の前身「聖徳女子」。

ジェンダー平等の時代に何言ってるんだ?と思う人もいるだろうが、ここに書いた10年前の私の感想は、今読んでも「その通りだ」と思っている。

「教育理念の観点から共学化したケースは、あまり聞いたことがない」とは、柳沢幸雄先生の指摘。もっと視聴回数が伸びて欲しい貴重なインタビューだ。

Wikipediaでもこのページを紹介して頂いているが、本町の相愛学園のように偏差値でその価値を測れない女子校もある。

さて、
「私学はひとつ」が大阪の”弱肉強食”主義化を抑えている一方、伸びしろがあるのに「私学はひとつ」が足かせになっている学校もある。
初芝立命館はその一つである。

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