大阪府立東高校(都島区)

▼アクセスと歴史
JR・京阪京橋駅から国道1号線を渡って本校正門まで800m(約10分)、通用門が開いていれば500m(約6分)。本校は大正12年(1923)に大阪市立の女学校として開校、戦後男女共学となり、2022年に大阪市から大阪府へ移管された。今年は創立100周年を迎える。

▼3学科について
学校行事は学科ごとに編成される。普通科の体験学習は琵琶湖、英語科の語学研修は福島県のブリティッシュヒルズ、理数科の先端科学研修は茨城県つくば市など。

◎普通科(各学年5クラス)
2年生より文系・理系に分かれるが、文理のいずれかに偏り過ぎないよう幅広い科目を受講させるカリキュラム。
※男:女=259:335

◎英語科(各学年1クラス)
第二外国語を履修せず、英語のみを専門に扱う。
※男:女=29:87

◎理数科(各学年2クラス)
理科・数学に比重を置く。2011年に本校は文部科学省のSSH・スーパーサイエンスハイスクールに指定された。
※男:女=153:85

▼探究活動
少人数のグループに分かれて、興味・関心に基づく探究活動を行う。2年生の終盤には「生徒研究活動発表会」で1年間の研究成果を発表する。テーマは「めちゃくちゃあま~い焼き芋をつくろう」「基礎疾患と避難」など。

▼進学について
国公立・関関同立・産近甲龍の大学進学率は55.4%(国公立10.7%、関関同立28.7%、産近甲龍16.0%)、その他私大は約35%、専門学校2.9%、企業就職0.3%。

▼入試について
学力検査は英語・数学・国語ともにB問題、学力検査:調査書の比率は7:3。3学科あるため、出願時に第2希望を申告できる。

▼校内見学
6時限目の全授業を見学。どの教室も爆睡している生徒はクラス40名のうち1~2名はいたが、それを除くと誰もが真摯に授業に向き合っており、恐らく爆睡していた生徒もたまたま爆睡していただけで、普段はその他の生徒と同様の振る舞いをしているのだろうと確信した。

ふざけている生徒や授業と関係のない動きをしている生徒は一人もおらず、皆が誠実に授業を受けていたのは、公立高校入試という厳しい関門を突破して入学してきた生徒だからだろう。これと比較すると、私立の同レベルの高校の方がなんとなく<ぬるま湯>な印象かもしれない。

在校生のアンケートでは本校に入学してよかったと答える生徒は98%で、「残り2%の生徒にも充実した高校生活を送ってもらえるように教職員一同、誠心誠意頑張ります」と宣言される主幹の先生の言葉が心強い。

1979年に建設された校舎は老朽化が進み、そういう意味では昔ながらの公立高校の姿を留めている。しかし天井の配管を包む塗料がボロボロに剝がれているのを見ると、行政は私立高校の授業料無償化よりも府立高校への予算配分にもっと力を注いで欲しいとも思った。

(2023年6月21日訪問)

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