一番大切なことは、自分の中に軸を持ち、自分で考えること。
アドバイスする行為は実はとても難しく、少しでも言い方を誤ったり伝える言葉が多すぎると相手の中に「依存体質」を生み出してしまう。
生徒「先生、〇〇が分かりません」
先生「そうか、それじゃあ教えてあげよう」
と解説を始めてしまうと、生徒の側は「相手から答えを得ること」を目的としてしまう場合がある。
(※ダイレクトに教えた方が効果的な場合はダイレクトに教える)
つまり、自分の頭で考えるのではなく、他人に考えようとしてもらってしまうのだ。これを<依存>と呼ぶ。
生徒「先生、〇〇が分かりません」
先生「そうか、分からないなら分からないなりに調べた?」
と時には突き放すことも必要で、それもただ突き放すのではなく、相手が自分で考えるための行動を一歩取り始め、そこから自分で考える過程に移行するところまで見届けることが必須になる。
指導側は自身から発する言葉が多くなってしまうことに注意しなければならないし、また、ちょっとした余計な発言や言い方で相手の依存心を喚起してしまうことも警戒しなければならない。
このように「自分で考えさせること」を大前提として生徒に向き合わなければならない。
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