辞書で調べたら赤ペンで書く

当塾では大阪進研などの正式な塾内テストを除いて、通常授業のcheck test(CT)程度のミニテストでは、分からない漢字や英単語を辞書で調べることを黙認している。

少なくとも「なぜ覚えてこなかったのか!」と生徒を詰問することは当塾ではせず、分からなければトットと辞書で調べて書き込め、というスタンスである。

その代わり、だ。
辞書で調べた際に、<調べた語を必ず赤ペンで書き込む>ことだけは徹底している。つまり、自力で書いた答案と、調べて書いた答案を区別するために。

赤ペンで書き込んだ量が多ければ再CTを課すことになるが、一番大切なことは分からなかった漢字や英単語を調べて、さも分かっていたかのように黒鉛筆で書いて誤魔化すのではなく、「分からないことは分からない」と言える正直さである。

もちろん、CTでパーフェクトを取るために練習を頑張ることも大切だ。そこに重きを置く場合もない訳ではない。

しかし、インターネットから情報を取り出せてしまう現代において、分からないことはサッサとデバイスを使って調べた方が得策である。

その時に、再CTを繰り返すことを恥じるよりも、調べたことは調べたと正直に表明できる素直さの方がよほど未来型の思考だと私は考えている。

※勉強の苦手な生徒は記憶が苦手な傾向があり、そこを乗り越えさせる指導も時と場合によっては必要だが、記憶の苦手を前提として指導の手を入れる手段も大切である。

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