田内寛人先生・没後10年に寄せて

当塾の「面談」「学校訪問記録」は当塾独自のスタイルだが、その源流に故・田内寛人先生の存在を忘れてはならない。

2013年の1月に57歳で亡くなって、先月で没後ちょうど10年となった。昨日は久しぶりに新宿区にある田内先生のご自宅を訪問。田内先生の遺影と共にご高齢になられたお母様と「ああいうこともあった」「こういうこともあった」と思い出話をしながらすっかり長居してしまった。

田内先生が病に侵されることなくご存命であれば、私の身の振り方もまた違っていただろうし、人生は本当に分からないものである。どこでどのように人の縁が繋がっていくかも分からないし、当時あまり意識していなかった交流がその後の人生の発展のきっかけになることもある。

和歌山の根来寺に行くと光明殿に「一期一会」(いちごいちえ)と書かれた大きな掛け軸を見つけるが、人生はまさに「一期一会」である。どこで何がどうなるかは誰にも分からないが、間違いなく言えることは一回一回のヒトやモノ、出来事との出会いを貴重と思い、大切に過ごすことである。

私にとって田内先生との出会いは、大きな大きな「一期一会」だったのである。

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