学校説明会では特に優秀な生徒や顕著な成績を出している部活動など、良い面をプレゼンテーションしてもらえるが、それだけでは学校の真の姿はつかみにくい。やはり、普段の授業の様子(先生と生徒の関係、生徒の雰囲気)を把握することが大事である。
そういう意味で、私が好感を持ってしまった学校は本町の相愛学園。
さて、
学校見学を重ねていくと、先生方が同じ方向を向いているか、バラバラな方向を向いているかを感じ取ることが出来るようになる。
上手くいっている学校は、先生方が同じ方向を見ている。イマイチだなと思う学校は先生方の雰囲気がバラバラ。組織である以上、会社と同じだ。
校長先生の異動で学校の雰囲気が変わることも多い。
勤続ウン十年の生え抜きの教員がそのまま校長になる場合は、比較的穏やかな学校運営で推移していく。公立から私立へのヘッドハンティングなど、改革型の校長が着任する場合は現場での摩擦も起きやすく、教員が入れ替わったり教科書の採択が変わったりと現場が混乱しやすかったりする。
生え抜きでない教員が校長になる場合は、恐縮だがその校長のお名前でネット検索をしてみる。すると、その校長がどのような経歴で他校の校長をつとめて来られたかが分かる。それは、短期間でヘッドハンティングされた校長はまたしても短期間でヘッドハンティングされていく、という法則である。つまりその学校からも数年を待たずに転出していく可能性がある、場合によっては学校が混乱を繰り返すということだ。(当然、改革のメリットも注目すべきであるが)
細かい話だが、上手くいっていない学校は例えばホームページの問合せフォームに連絡しても返信が来なかったり、毛細血管まで血液が届いていなかったりする。上手くいっている学校は毛細血管まで血液が届く。この違い。
一事が万事で、生徒対応ともなれば、生徒の学校内での日常生活・学習指導ともなれば、まさに。要注意ポイントである。