鹿児島に行こう

さりげなく鹿児島シリーズの3回目。

今や新幹線よりも飛行機の方が安価に乗れる時代で、LCCの発着する成田空港を利用すれば、成田~鹿児島間で例えばジェットスターのセールならば片道1,990円、通常でも5,990円で乗ることが出来る。

ただし成田空港は空港第2ビル駅からLCC専用の第3ターミナル(T3)までしばらく通路を歩かないといけないので、駅の改札口から搭乗口まで徒歩で30分はかかることを覚悟しておこう。成田T3の利用は60歳までが限界かと思う。LCCの座席の狭さが気になる人は、追加980円で足元の広い非常口座席を指定出来る。

さて、鹿児島空港は鹿児島市の北東部、ほとんど宮崎県との県境の霧島市に位置し、リムジンバスで鹿児島市内まで約1時間掛かる。

鹿児島市内では、

◎名勝 仙巌園(せんがんえん=島津家の庭園。他の名勝庭園と異なり、幕末に既に近代技術を取り入れていた島津家の”ポップさ”が随所に感じられる)
◎尚古集成館(島津斉彬公が推し進めた薩摩藩の殖産興業に関する展示。2015年に明治日本の産業革命遺産・世界文化遺産に指定された。琉球を介した中国との貿易など、なぜ薩摩藩が明治維新に向けての財力を着々と蓄えられたのかがよく分かる)
◎西郷南州顕彰館・南州墓地(先週1/23号の塾通信を参照)
https://kj-lab.net/archives/297

上記3箇所は是非立ち寄りたい。

鹿児島市電はSuica・PASMOが使えないので全線170円の小銭を用意しておこう。西郷南州顕彰館に近い、市電始発のJR鹿児島駅は現役ながらさびれた駅舎で、南の果てに来てしまった…と感慨さえ感じさせる。(鹿児島駅は旧ターミナル駅。現在のターミナルは九州新幹線終点の鹿児島中央駅で、ここには観覧車も大型商業施設も併設されている)

市電のちょうど中ほど、天文館通の電停で降りて天文館の通りを歩くと3分ほどで創業昭和21年の老舗「天文館むじゃき」がある。

鹿児島の氷菓といえば練乳のかき氷「しろくま」。今でこそ鎌ヶ谷をはじめ全国のコンビニで売られているが、このルーツと言われているのが「むじゃき」。ただし本場の「しろくま」(真冬でも販売)は巨大なので、レギュラーサイズは2人でシェアするか、1人ずつならばベビーサイズに留めておいた方が良い。

街中から錦江湾に向かって歩くとフェリーターミナルがあり、鹿児島市営の桜島フェリーが24時間体制(!)で運行されている。片道160円(!)は安すぎる。乗船時間も15分程度。

桜島に着いたら、フェリーターミナルを出た目の前の道を港に沿って右に進む。冬場だったら通り沿いのスーパー「Aコープ」で「桜島小みかん」を買おう。これが小さいながら野性的かつ甘みの凝縮したみかんで、実に美味しいのだ。

みかん袋をぶら下げて徒歩5分、「溶岩なぎさ公園」へ到着。ここには地下1,000mから湧出している温泉を使った足湯があり、日没まで無料で利用出来る。桜島小みかんを口に放り込みながら、桜島の噴煙を眺めつつ赤褐色の足湯で温まろうではないか。

成田経由なら、卒業祝いを兼ねてリーズナブルにちょっとした遠出をすることも実現可能な時代になったのだ。

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kamiojuku