魅せるプレゼンテーション

今やどの学校でも説明会にはパワーポイント(以下パワポ)を使ったプレゼンテーションが必須である。しかし、9割以上の多くの学校では、パワポに書いてあることを棒読みするだけであったり、参加者への配布資料もパワポの画面をそのままA4用紙に貼り付けただけであったりする。

今回日本橋女学館に着任された開智学園の青木校長は、パワポの画面には演題と自身の役職・氏名だけを映し出し、あとはホワイトボードで数学の探求型授業のデモンストレーションを行いながら、ご自身のペースで必要なことをよどみなく述べていた。学校説明会でホワイトボードを使う演者を見たのは初めてだ。

資料は資料で細かく作りこんであり、「詳細は後ほど各自で資料を読んでください」という感じ。

続いて、
青木校長が広尾学園から引き抜き、日本橋の副校長に抜擢した宗像諭先生(元広尾学園・教務本部長)は、パワポのリモコンを観衆に見えないようにさりげなく操作しながら、パワポの画面に連動した話題を矢継ぎ早に切り出していく。画面や資料を棒読みすることは一切ない。

革新的な出来事を創り出していく人、世のリーダー的な仕事をしていく人のプレゼンテーションはずば抜けているな、とく痛感した。他校はこれを見習うべきだ。画面を朗読するだけの説明なんて要らない。頭の中に情報を蓄積させ、整理しながら自分の言葉でそれらを説明していく。そして、話の流れとは関係なしに、誰が読んでも理解し、納得の出来る完璧な細かい資料を別途作りこんでおく。

プレゼンテーションも、探究。思考と創造の産物なのだ、ということを教えられた気がした。

この記事を書いた人

kamiojuku