思考がどこにあるか?

生徒が持ってくる質問には2種類ある。

ひとつは、当事者として本当に分からなくて質問してくる場合。もうひとつは、自身であまり考えていないが「分かりません」と言ってくる場合。

前者は思考が自分の内側にあり、後者は思考が自分の外側にある。後者は考えることが不得手な生徒に多く、他者からの指示待ち、受け身タイプともいえる。

指導側のスキルとしては、前者と後者の違いを瞬時に区別することが求められる。

前者に対しては丁寧に解説を施すが、後者に対しては「自分で考えること」を誘導しなければならない。答えを相手に出してもらうことに満足させるのではなく、小出しでヒントを与え続けて、自分で考えさせなければならない。

これはまさに、釈迦の「人を見て法を説け」である。

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