まつど発達支援ガイド

昨年の秋頃だったか、発達障害を抱える子供のお母さん達で結成された松戸市の有志グループの方から、松戸市の療育支援の地図を市の助成事業として製作するので、市外だが神尾塾も掲載させて欲しいという依頼があった。

電話だけでは不安もあるので、その方に来訪いただいて概要を伺うことにした。聞くと、企画の具体的な内容、まとめ方については未着手の状態で、それどころか誰かデータの作成を請け負うデザイナーの知り合いはいないか?という話になった。

私は多少ならばデザインソフトを動かせるので、プロではないけれど私でよければある程度のレイアウトはしますよ、ということで私も企画に参加することになった。

授業・面談のない午前中を利用して打ち合わせを数回。紙の大きさと折り方をどうするか、印刷はどこに頼むか、何をどの様に掲載するのか、そこから始まった。

会のメンバーの皆さんが手弁当で収集した各種原稿およびデータがWord、Excelデータ、紙のそれぞれで私の元に集まってきた。打ち合わせで決めた「大体こんな感じじゃないか」というアバウトなレイアウト案をもとに、パソコンとの格闘が始まった。

ちょうど秋から年末にかけての生徒が満員で慌しい時期と作業が重なった。「あーでもない、こうでもない」「ここの納まりが悪い」「バランスが取れてない…」など一人でブツブツ言いながら、また、メンバーの方と校正を繰り返しながらこの度完成したのが『まつど発達支援ガイド』だ。

内容としては、医療機関・療育機関のガイドマップだけでなく、自立支援制度、公的支援など発達障害にまつわる色々が網羅されていて便利に使える1冊になっていると思う。携わったメンバーの皆さんの情報収集のご努力をねぎらいたいものである。

確か2万部程度の発行だったと思うが、私の手元にも予備を数冊預かっているので、欲しい方は申し出てほしい。

※本ガイドの発行と関連して『まつど発達支援フェア』が3月9日(日曜日)に松戸市健康福祉会館(ふれあい22)で開催される。