後悔しないことも仕事のうち

8月12日の読売新聞に、「語る~民主・政治主導言う資格ない」というタイトルで参議院議員の松井孝治氏のインタビューが掲載されていた。

松井氏は鳩山内閣時代の首相官邸の中心人物の一人だが、記事では「もっと前面に出ればよかった」「実現させるべきだった」「意識が足りなかった」と後悔の言葉ばかり語られていた。他者を批判することは容易なので、本稿では記事そのものについての印象に限って述べるが、率直に言って「ダサい」と思った。「いい歳して恥ずかしい」「情けない」という意味だ。

私が思うのは「後悔しないことも仕事のうち」ではないか、ということ。後々後悔しないために、今自分が全力を尽くせているかということだ。例えば授業であれ進路指針であれ、後になって「私自身が後悔しない」ように今出来る手を尽くそう、と心掛けている。出来る限りのことをやりきってしまえば、万が一望まない結果になったとしても、「あの時はこれ以上ない最善を尽くしたのだから」と後悔することがない。

私はこの点は「授業の姿勢」を通して生徒に伝えるべき重要な点ではないかと考えている。