東京学館浦安中学・高校(浦安市)

京葉線新浦安駅からベイシティバスで10分。新浦安は震災の影響色濃く、未だに街全体がガタガタな印象を受ける。例によって本校も被害を受け、8億円をかけて改修工事が施された。(国と県から半分助成)

東京学館船橋、東京学館浦安、ともに共通の印象がある。抽象的な言い方だが「学館だなー」という空気がある。浦安は高校生徒数1500名で県内3位(1位八千代松陰2000、2位木更津総合1700)。S,A,国際,Bの4コースがあり、生徒の雰囲気に差があるように感じた。Bコースはやはり落ち着きのない生徒がおり、見学者が廊下を通ると、いちいちこちらを見てくる。サル山のようだ。この点、船橋の方が実業学校である点でメリハリが効いている気がする。ちなみに、入学時の学力検査でコース移動が可能。入学後もA,Bについては成績次第で移動可能となる。

さて、高校は定員充足率118%だが、中学は定員割れしている。募集に苦労をされている模様。進路を見ると卒業生500のうち、国公立3、早慶上理+ICU5、GMARCH17、中堅私大(日東駒専以上)56、合計81となっている(これは現役のみカウントかつ延べ人数)。もちろん、この他にそれ以外の大学等に進んでいる。

学館浦安は勉強というよりも、やはり部活だろう。各種スポーツにおいて目覚しい成績を上げていることは有名。なので、スポーツに比重を置き、「ワーッ」と楽しい高校生活を送る、ということであれば学館浦安をチョイスすることは間違いではないだろう。

細かい話だが、本校の入試要項は非常によく出来ている。出願コースにおいて、特待・一般、S,A,国際,Bそれぞれのコースを細かくパターン化し、一見複雑で分かりにくいのだが、よくよく見ると大変親切で生徒想いの募集体制を採っていることが分かる。これは興味深い。