自己マーケティングをせよ

高校生と進路の話をすることが多い。中学から高校に上がる時は「とりあえず普通科で」どうにかなるのだが、それ以降は大学ならば学部・学科、専門学校ならば専攻、就職ならば職種別と、進む道が専門分野に分かれていく。

大切なのは、中学生であれ高校生であれ、常に「自己分析」をし続けることだと思う。年齢が早ければ早いほど良い。自分は何をしている時間が楽しく、逆に苦痛を感じるのはどのような時か。物心ついてから今日まで生きてきた道の中に必ずヒントがある。

とにかく考え続けることである。考え、悩み続けてある時ポンと答えが出るような単純なものではない。しかし、考え続けていれば、時に何かしらのきっかけに出くわしたり、自分の足がよき方向に自動的に動くようになっていくものだ。

「TBSのアナウンサー時代から、自己マーケティングというものを常に考えていた」とは久米宏氏の談。つまり、どうすれば自分を活かし、自分が売れるかを考え続けてきた結果がニュースステーションなどの仕事選びにつながった、というのである。

大阪市長の橋下徹氏を見ていると、ああ、この人は「水を得た魚」のように生き生きとしているなとつくづく感じる。自分の能力と、それを引き出してくれる職場がひとつになることの相乗効果は個人と社会に恵みとして還元される。

「考えながら歩こう」という言葉が私は好きだ。机の前でジッと固まって考えても進路が出てくるものではない。勉強をしながら、アルバイトをしながら、分からなければ目の前に出来ることを色々してみる。そして常に歩きながら考え続けることで半歩先、一歩先、百歩先の歩むべき道が見えてくるのである。大いに考え、大いに悩めということだ。本気で悩んだ人にしか、結果は与えられない。