割れ窓理論

1枚の割れた窓ガラスを放置しておくと、更に割られる窓ガラスが増えて、やがて建物全体、街全体に荒れる範囲が広がってしまう。これがアメリカの犯罪学者ジョージ・ケリングの提唱した「割れ窓理論」である。

「割れ窓理論」は塾での指導法にそのまま適用できる。

例えば、算数・数学において「直線を引く時は定規を用いなさい」とするのは、定規を用いなくても安定した線の引ける生徒にとっては必要のないことだ。

しかし、筆算が崩れやすい生徒ほど定規の使用を軽視する。タテヨコの位置関係を整える意識が薄いため、筆算が混乱する。そして途中式も雑になり、ひいては正答にたどり着けない、それを繰り返して算数・数学が嫌いになる、という風に「定規を用いない」というちょっとした崩れが、その後の大きな悪循環を生み出すのである。

だからこそ、こういう生徒に対しては「直線は定規を用いて引きなさい」という細部の指導に執拗にこだわる。神経質だから細かいのではなく、その枝葉の先の全体像の崩壊が容易に予測できるから、はじめの細部を突くのである。これはまさに「割れ窓理論」そのものだ。

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