精神的体力のつけ方

「精神的体力」なんて言葉は存在しないだろうが、言い換えると「集中力」「気持ちのスタミナ」といったところか。

ケアレスミスが多い子について。この時点で複数の生徒を念頭に置いているが、彼らは皆入塾1年未満である。

「マイナスを付け忘れた」「bと6を取り違えた」「足し算するところを引き算した」「6x-4x=2にしてしまった(xを忘れた)」…こういったミスは俗にケアレスミスと呼ばれるが、ケアレスミスが発生するのは、「その子が有している実力を損なう残念な面」ではなく、単純に「実力不足」である

「〇〇ちゃんは頑張っているのにミスしちゃうんですよねえ」というのは、単なる実力不足なのである。

で、なぜこういったことが起きるかというと、俗にいう「集中力」不足。私は更に掘り下げて「精神的体力」不足と呼びたい。「精神」における「体力」が不足しているのだ。

当塾でいえば、入塾1年を過ぎた辺りからこの問題が改善する確率が高まるのは、

◎どこを間違えたのかを自分で気付かせる(安易に教えない)
◎間違えた問題は時間を置いて、出来るまで再テストを繰り返す

ざっとこの2点に尽きる。シンプルな対処法だが「根気をつける」ということである。