宿題で正体がバレる

小学6年から中学3年まで、現在多くの生徒に出題している夏期テキストの長期課題。生徒にとっては普段の宿題と同時並行で処理しなければならず、タスク管理力が問われる。

長期課題は生徒に応じて、教科や単元を小出しに出題する場合もあれば、5教科一括で期限を設けて出題する場合もある。それぞれ部活動や性格など、生徒個々の事情に基づいて総合的に判断している。

さて、この長期課題は普段の宿題以上に生徒の内面を浮き彫りにしてくる。

【A】「大変だけど、出来る限りのことをやっておこう」と思っている生徒
【B】出来る問題を先に要領よく片付けるのではなく、出来ない問題に足を取られるだけで時間を浪費する生徒
【C】そもそも取り組みに時間を掛けず、中身も支離滅裂だが表面を繕って、表向きだけ「やってます」感を出してくる生徒

良くも悪くもその生徒の気質が浮かび上がってくるのである。

言うまでもないが、神様から応援されるのは【A】の生徒で、当然神様だけでなく人間からも応援されやすい。人間的にも学力的にも伸びるのは【A】の生徒である。

もう少し深掘りすると、【A】のタイプは「当事者」になっている。当事者になっているから、誰かのためではなく自分のために取り組んでいる。その他のタイプは当事者になっておらず、【B】は指示待ち型で、【C】は場当たり型で先の見通しを立てることが難しいと言える。

※更に言うと、この長期課題(夏期テキスト)の出来次第で高校受験の成否を占うこともできる。
本教材は「基礎」「標準」「発展」の三段階のうちの「基礎」にあたるが、あまりに空欄が多い(解ける技能がないのではなく、解く気がない場合)、提出期限に間に合わないといった状況があれば、その時点で高校受験の困難が予想される。

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