あきらめない人

私は教室に24時間いる訳ではないので、宅配便には時間指定を掛けるようにしている。時間指定を掛けて、必ず受け取れる体制を整えておくのだ。ところが、私が室内にいるのに軽くノックをしただけで反応が得られないからと、宅配スタッフの方が不在票を置いて立ち去ってしまうケースがある。

人手不足の業界で、業務に習熟しない段階で現場に送り込まれていることもあるだろう。しかし、当塾が入居しているのは明らかに事務所専用のビルである。住宅ならば勝手にドアを開けるのは難しいだろうが、事務所であれば来客対応している場合もあるし、コピー機などのノイズで軽いノック音などかき消されることは日常茶飯事である。

「覗き窓の先が明るくなっているのは外から見て分かるのだから、せめてドアノブを回してみて下さいよ」

と再配達のスタッフの方に伝えるようにしているが、その再配達にも、例えば〇スクルのようなコピー用紙の束を6階からまた1階まで下ろして車に積み直して、という労力のロスが多大に発生しているはずだ。

ここで、仮にそういった配達スタッフの方の10年前、小・中学生の時を想像すると、例えば連立方程式の計算がややこしくなって妙な分数の途中式になった場合に、解き直したり解き続けることをせず、あきらめて放置する癖の生徒だった可能性がある。

ちょっと行き詰まったら、諦めてしまうのだ。

もちろん、場合によっては諦めて次の問題に進んだ方が時間のロスを省けることもある。そういう高尚な話ではなくて「すぐに諦めてしまう習性」

もしかすると、そういった習性を小・中学生の頃に改善しないまま年齢を重ねてしまうと、軽いノックで反応が得られなかっただけで「ああ、ダメだ」と諦めてしまうのかもしれない。これが累積すれば社会として大変な損失だと思う。

精神論に偏るつもりはないが、勉強の効用として「あきらめない人」になる訓練も含んでいることは確かなはずだ。

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