先の4つの指標は、文系タイプと理系タイプの見分け方にも用いることができる。
文系タイプは「頭の中で考えたい」、理系タイプは「紙の上で考えたい」。
前者は紙に書き出して情報処理をするのが苦手で、後者は紙に書き出して情報処理することが得意といえる。
先日、作家・司馬遼太郎の1986年頃のひとり語りをNHKで放送していた。その中で、ある学校から入試問題用の著書引用の依頼があって、司馬遼太郎がその後問題を解こうとしたらまるで解けなかったと言っていた。
「筆者の考えに近いものを選びなさい」・・・うーん、と頭を抱えてしまったらしい。
論理的であって論理的でない奥深さを発生させるのが作家の文章で、出来あがった文章を理系がドライに切り取って論理的に分解したのが入試問題、という違いがあるのかもしれない。
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