教育は進化していない

「AIは大量の情報を処理できても、出てきたアウトプットを人間が監督しなければならない。なぜかというと、私たちが共有しているコモンセンス(共通感覚、常識)は非常に複雑で、AIが認識するのは難しい。これからの読解力は、単純にものを読んで処理するだけでなく、構成する力つなげる力とセットにしていかなくちゃならない。そのためには複数の視点があると学ぶことが重要だと思いますね」

この対談には大切なキーワードが随所に散りばめられている。じっくり必読。

私が当塾で使用しているのは、まさにキーワードの中のひとつ「構成する力」で、一つの教材を冒頭から機械的にこなすのではなく、その生徒にとってどの順番、どのタイミングで使えば教材が最大限に生きてくるのか、その配分に注力して構成する。構成がないと生徒は混乱に陥ってしまう。当塾で教材をランダムに扱っているように見えて、実は周到に構成とバランスを調整されているのは当塾の肝の部分と言ってよい。

そういった機械的でない方法を当たり前としていくうちに、新入塾の生徒を迎えていつも思うことは、対応力の弱い生徒が圧倒的に多いということ。決まりきった定型的な反応はできるが、剣道で面の練習ばかりしていた所に突然胴が入ってきて全く対応できない。

だから、タブレットを用いたりオンラインツールが増えたり、教育が進化しているような錯覚をおぼえる人は多いかもしれないけれども、私にとっては全くそんなことを思っておらず、巷でされていることは頭の固いロボット人間を量産するような教育ばかりとしか思えないのである。

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