動きが極端すぎる

ほぼ毎日、谷町線の最終電車に乗っているが
この1週間ほどで混雑の度合いが急激に増してきた。ホームで嘔吐している酔客がいるのも、コロナ前の光景と同じだ。

当塾はおかげさまでこのコロナ禍も通常通りに運営出来たため、
度重なる緊急事態宣言の間も、私は谷町線を同じ時間帯に定点観測してきた。

一時期は谷町四丁目駅にやってくる電車に
乗客が2~3人、なんてこともあった。シートの端に必ず座れるので大変快適である。

何が言いたいのかというと、人の動きが極端すぎるのだ。
極端なステイホームと極端な外出。この振れ幅が大きすぎて、もう少しその「中庸」で動けないのか?と私は思ってしまう。

当塾では
他塾で行うような、定期テスト前に生徒を長時間机に縛り付ける、見せかけのテスト対策を行わない。

むしろ、テスト前は指導時間を短くして、テスト直後の通常授業時に大幅延長することもある。
これは一つの「中庸」で、極端な行動ではなく、一定の水準で自分を推移させる精神の安定感(学習習慣・継続は力なり・日常の大切さ)を生徒に身につけて欲しいからである。

客の来なかった店が閉店を決意して
閉店セールを始めた瞬間、客がドッと押し寄せることがある。

そんな極端な動きばかりしていたら、世の中の安寧が保たれない。社会が崩壊してしまう。

また第六波が来たら、電車は再びガラガラになるというのであろうか。