結論が出ないのに、延々と考えている時。
これは、考えているように見えて、思考力は実際には低下している。
ある程度の社会人になれば、区切りをつけて先に進むまたは回避することが出来るが、小中学生の場合はそれが上手くいかない。こういう時こそ、大人が交通整理の手を入れる場面である。調べるのか、質問するのか、次のアクションを促すことが重要である。
ただし、必ずしもその場で答えを出す(または出させる)必要はない。
ひとつ盲点として、気分を入れ替えることで、その問いが次の日に自然と解決できることもあるということだ。出来る能力がないから出来なかったのではなく、単に煮詰まっていたから出来なかっただけ、ということも実は少なくない。
「本当に出来ないのか」それとも「時間をおけば出来るのか」、こういう見極めの目も大人としては持つべきである。