2021年に向けて最新の高校入試傾向

9月8日、ENの入試問題研究会。
以下、備忘録。

【全般】
◎今年が小学校の教科書改訂、来年が中学校の教科書改訂
◎2020年春の入試はSDGsの出題元年(これからどんどん増えていく)
◎教科書にもSDGsが具体的な課題として掲載されている

【数学】
◎序盤の計算問題は易化しつつあるが、後半は難化(読解力の有無が決定打に)
◎「四分位範囲」など、これまで高校で履修していた「データ分析」が中学に移動
◎「最頻値」など、これまで中学で履修していた「資料の活用」が小学校に移動
◎成績が中~上位の生徒は関数をしっかり練習する(計算力と読解力で差がつく)
◎問題文を読解して図に起こす問題は、偏差値60以上の生徒で正答率10%(新しい難問)

【英語】
◎SDGsをテーマとした読解(生徒自身の課題解決力・自分の考えを持っているかどうかが問われる)
◎「プラスチックの分解」についてなど、例えば環境問題の背景の知識があれば、問題文が読みやすくなる
◎あきらめずに英作文を書け(部分点を取りに行け)
◎リスニング重視傾向(音声がネイティブの英語になりつつあり、慣れていないと何を言っているか聞き取れない)

【国語】
◎複数の資料を読み込み、正解が一つではない話題についての記述力が問われる

【理科・社会】
◎知識問題は戦後最大の量になっており、一問一答で点数が取れる
◎複数選択の問題(Aグループから1つ、Bグループから1つ、のように組合せで答える)で、系統立てて理解していないと点が取れない
◎更に思考力・判断力・記述力で上位の生徒が得点できる問題構成

【その他】
◎公立高校入試の出題範囲は都道府県ごとに異なるため、よく確認する(特に直前対策)