答えは自分で出せ

ハングリー精神という言葉があるが、人間は満たされていると頑張る意欲が湧きづらく、成長しづらい。

自分にとって至れり尽くせりの環境が自分を伸ばすとは限らず、反面教師という言葉もあるように、何でこうなるのか、どうしたらよいのか、と不足したり反発したくなる環境の方が反骨心が出てきて自力が育つこともある。

※国や社会に対する意識 各国1,000人に聞く~日本の若者の数字の低さ際立つ~

※日本人の英語力、非英語圏で53位に後退

意欲、やる気、頑張る力といったものが落ちているのは、自分が意欲ややる気、頑張る力を出さなくても誰かが答えを出してくれるから。更に言えば、特に「困らないから」である。

大切なことは先生や大人が先回りして答えを与えてしまうのではなく、先生や大人は生徒が自力で答えを出すためのヒント役に徹しなければならないということだ。会社も同じで、上司が常に正解を示し、部下がそれに従うだけという環境ならば部下は成長しない。部下が成長しないということは思考停止をして受け身のスタンスに堕ちていくということで、会社そのものの存亡に関わってくる。