◎A・Y(高2)
お金には交換・価値測定・保存という三つの役割があること、二十四万円分の仕事をしても控除があり、二十万円程しかもらえないこと、住民税が前年に稼いだ分から引かれることなどたくさんのことを学びました。印象に残ったことは、ライフイベントを楽しむためには貯金が大事ということです。六万円のランドセルを買えないのはなぜかというお話で、子どもが生まれてから六年間で六万円を貯められないのに、なぜスマホは買えるのか、それは親が子どもより自分を優先しているからではないのか、という先生の考えを聞いて、私はその通りだと感じました。将来自分がそうならないように、一ヶ月の貯金額をしっかり決めて貯金しようと思いました。また、年収が一千万円で貯金がない人や年収が三百万円で貯金が一千万円の人がいたりすると聞いたので、私も貯金が出来る人になり、四十歳までに貯金一千万円を目指して、今からこつこつ貯金していきたいと思っています。
金融についての講習を受けて、将来年金を受け取るためには、若い時に厚生年金を払っていないと受け取れないことや、貯蓄のための算式、クレジットカードについてなど、今まで知らなかったことを知ることが出来てとても良い経験が出来ました。特に、貯蓄についてのお話はどれも納得するものばかりで、完璧を目指さないかわりに、絶対に守れる目標を決めるという言葉は、貯金やお金に関わることだけでなく、勉強や日常においてもあてはまることだと感じました。また、スマホを買っただけでも借金をしてしまっているかもしれないというお話を聞いた時、将来自分で大きな買い物をする時に、いつか借金で自己破産をするのは嫌なので、しっかり考えて買い物をする必要があると思いました。何か行動をする時は、どの情報が正確でどの情報が誤っているのか、誰が言っている情報なのかを見極めて行動し、その行動を後悔しないようにしていきたいです。
◎H・K(高3)
今回、社会人になる前に知っておきたい金融の話を知り、学校では中々聞くことができない税金の話や保険・クレジットカードの説明を聞いて将来に向けての勉強となった。特に興味を示したのは、給料明細についての話、保険について、貯金についてのこの三つだ。まず給料明細の見方について驚いたことは、基本給が全て貰えるわけではないことだ。今までは記載してある通り貰えると思っていたが、控除である保険や税など引かれていることを知った。このことを知らずに就職していたら恥をかくところだった。そして所得税をしっかり確認する必要があると先生は話していたのでアルバイトの給料明細をしっかり確認しなければならない。次に保険について様々な種類があるが、名前は聞いたことがあっても内容は理解していなかったのでこの機会で知れて良かった。その中でも死亡保険は新入社員の場合、加入しなくて良いこと、貯蓄のある保険に入ることを知った。将来福祉の仕事に就きたいと考えている自分にとって保険の仕組み・種類は必要不可欠なので今から知る必要があると思う。
最後に貯金について、当たり前だがきちんとしておく必要がある。話を聞いていて、六万円のランドセルを産まれてから六歳になるまで一日二十八円から三十円貯金すれば六年で六万円分となり用意ができると先生は話しており、私は一日に三十円くらい貯金してみようかなと考えた。そこで先生は「自分で決めたルールは破らない」と言っていたので私もルールを決め、実践することにした。金融の話以外にも先生の学生時代の勉強についての話があった。国語が苦手ならばまず漫画を読んでから小説を読んだら成績が上がったと話していた。国語が苦手な私もまず漫画や小説を読む「読書」を実践し、苦手から得意に変えたい。今回の話は社会人になる前に知っておく必要がある金融や目標について詳しく聞け、様々なことに実践しようと思う。
◎T・Y(中3)
山野邊先生の「社会人になる前に知っておきたい金融の話」を聞いて、私は何気なく使っているお金の大切さを知りました。お金には交換、価値測定、保存とありますが、私が三つの中で一番大事だと考えるのは保存です。山野邊先生もおっしゃっていたとおり、給料の二割は控除されてしまいます。そのため、貯蓄することが重要になります。もしも、貯金がなかったらという話をされた時、生きていく中でお金は沢山の事に使うのだと思い、そう考えると話の中にもあったが子供が生まれた時から、ランドセルのための貯蓄をすればいいというお話を聞いて、とても良い考えだと感じました。貯蓄をする事は深く考えてみると、得があると思えるものだと思います。だからこそ、自分の使うお金は決めておくという山野邊先生の考えは貯蓄をする上でとても大切にしていかなくてはならない事だと思いました。一度決めたルールを守っていく事で、一年後や十年後の自分に余裕が持てると思いました。
今回の講習を受けて、自分の家のお金がどのように使われているのか興味が湧きました。母にランドセルの話について聞いてみたところ、もしその時になっても貯蓄をするなんて考える事が出来ないと言っていました。私も実際にその立場になった時、考えられるのか、など普段想像しないことも考えられる時間でした。私は、貯めるという事が苦手で、少し安いとこの値段なら、と思い買ってしまいます。でも後になって他の物が買えなくなったり、本当に欲しい物のためのお金が無いという事はいままで沢山ありました。よって、今の状態では大人になった時、困ってしまうでしょう。貯蓄をする事は、難しい反面、これからの自分自身のライフイベントを楽しくする事の出来るものだと考えます。今回の講習を受けて、まずは自分が関心を持った事から金融について知っていこうと思いました。
◎N・K(中3)
今回は、税理士・不動産鑑定士の山野邊佳利さんが、中学生と高校生である私たちに、社会人になる前に知っておきたい金融についてお話してくださいました。ここでの金融は、給料、貯蓄、社会保険料、税金、借金です。まずはお金の三つの役割を教わりました。交換、価値測定、保存の三つです。交換は金と交換して物を得るという役割で、私でも金を交換という使い道で使用しています。しかし、残り二つの価値測定、保存の役割はまだ知らなかったので知ることができ、よかったです。社会保険料は色々な保険があり、それぞれ加入した保険先に、お金を納める値段のこと。保険料を毎月払い続け、必要になった時にお金を出してくれるということもわかりました。税金では、賦課課税と申告の二種類の支払い方があり、二つの違いは個人事業者か、そうでないかで国への税の納め方が違うことだと思います。そして一番印象に残ったのは貯蓄についてです。貯蓄の方法、必要性について、このセミナーでよくわかりました。貯蓄は、収入を得てから支出額を先に決めるのではなく、貯金額から決めることが大事なことなのだと、わかりました。
私はこの授業で、自分の貯金に対する考えが甘いと感じました。私は貯金とは、収入額から支出額を引いたものだと思っていましたが、山野邊さんの貯金の仕方は違いました。それを見習い、社会に出てから必要になる生活費や、ライフイベントに応じて保険に入るかを決めた方が良いとおっしゃられていたので、その時必要になる保険料のために、今から貯金に対する考え方を変えようと思います。また、金融について以外の話で、授業の冒頭に山野邊さんが教えてくださった質問力も大事だとわかりました。質問とは、教わった事を理解する努力を行い、その時初めて出てくる疑問だと私は思います。今後、このセミナーをきっかけに質問力を自ら養っていこうと思います。
◎A・R(中3)
私は、山野邊先生の話を聴いて、まず始めに思ったのはなぜこの方はお金の話を学生に向けてするんだろうか、と疑問を抱いた。給料や貯蓄、保険やクレジットカードの仕組みなど、今の私の年齢ではまだまだ遠い先のことである。だが、こんなに先の話を今するということは、何か私達に伝えたいメッセージが隠されているのではないか、と思いながら先生の話を聴いていた。
山野邊先生の話の中で一番印象的だったのは、ランドセルの話である。ランドセルを六万円だとしたら、一日に二十八円ずつ貯金をしていき、それを六年間続ければ六万円溜まるということをおっしゃっていた。六万円は高く感じるけれど、一日に二十八円ならとても身近に思える。丁度この講習があった日の朝、両親が弟のランドセルを買いに行こう、と話していたのを思い出した。その時、「ランドセルは高い」と親は言っていたのだ。なので私は、山野邊先生がランドセルの話を持ち出した時、思わず笑いそうになってしまった。まるで私の両親の話をされているようだった。また、貯金が出来ないという話も出た。これは、私自身が当てはまった。普段から、小さい物を少しずつ買ってしまい、本当に欲しい物が買えないのである。お金を貯めたいという気持ちはあるけれど、どうしても誘惑に負けてしまう。だが、少しずつお金を貯めていくと、大きなお金になると聞いて、この時、今までの自分の行いを反省した。
ランドセルと貯金の話を聴いて、最初に抱いた疑問を自分なりに解決することができた。中学生のうちから貯蓄の話を少しでも聞いていれば、社会人になった時にお金が足りなくなって困ることは減ると思うし、今のうちから少しでも意識することによってお金の管理の仕方が上手になるのではないか、と思った。将来、自分が楽をするためにも、今後のお金の使い方を見直していきたい。
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全員ほぼ原文のまま掲載のため、一部不正確な記述もありますが、生徒のありのままのアウトプットを優先させますのでご容赦下さい。
次週はセミナーの概要、保護者の方からいただいた感想を掲載します。
※講師の先生について
山野邊佳利先生(山野邊税理士・不動産鑑定士事務所/千葉県市川市)
http://yamanobe-office.c.ooco.jp/