大阪に移転して丸4年になるが、初年度に私が混乱した言葉は「違うかった」。
生徒の発する「違うかった」を聞いたり見たりして、「そんな日本語はないだろう」と当時は生徒に対して指摘していたが、関西で多く使われている言葉だと後に分かって赤面した。
ちなみに、私は中途半端に関西弁を使わないようにしている。関西出身でない者がエセ関西弁を使っている場面を多々見かけるが、明らかに見苦しい。
地元の言葉は地元で育った者にしか正確な発音が出来ないのだ。
熊本に出張する機会が長年続いたが、熊本ではテレビ局のアナウンサーに東京出身の人が多かったりする。TBSやフジテレビを受験して、滑り止めでローカル局に採用されるパターンだ。長年現地に居住していても彼らが使う熊本弁には、やはり違和感をおぼえる。
ということで、私が取る選択肢は「関西弁を使わない」一択である。同居していた私の祖父が徳島の鳴門出身で完全に大阪弁、祖母が福井出身で京なまりだったので私もリスニングには自信があるが、発音は困難である。
塾では生徒が気を遣って関西弁で発した言葉を言い直そうとする場面が時々見られ、それは私として心苦しく思う。
「〇〇やから・・・あ、〇〇だから」
そういった程度の場面でも生徒は生徒なりに気を遣ってくれているのだが、その辺は無理に気を遣わずに堂々と自分の発したい言葉で発してくれればよいと私は思っている。
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