be動詞と一般動詞の違い

英語が苦手だ!という生徒。なぜ苦手か。それは「be動詞」と「一般動詞」の区別がついていないことが大半の原因である。

かく言う私も、恐らく中学生の頃は「be動詞」と「一般動詞」の違いなんて説明できなかったに違いない。ただ何となく、で英語に向き合っていたはずだ。現在でも、英語が苦手な生徒は「You are play the piano.」のようにbe動詞と一般動詞が混ざった文章をいつまでも平気で書いてしまう。

究極の見分け方を書こう。
★「be動詞」=「存在」
★「一般動詞」=「動き」
である。

「He is a boy.」は「He=彼は、is=です、a boy=ひとりの少年」と訳させる指導もあるが、isはbe動詞で存在を表すから、「He=彼は」「a boy=ひとりの少年」「is=である」という存在を表わしている「is」なのだ。

ちなみにbe動詞とは「現在形→am,is are」「過去形→was,were」「過去分詞→been」「原形→be」の7単語を覚えておくだけでよい。

それに対して、
「They walk to school.」は「walk=歩く」という一般動詞が入っている。一般動詞とは、日本語でいう「動詞」だ。動詞とは、語尾が「~う」になるもの。例えば、歩く・見る・聞く・書く・眠る…のように音をのばして「~う」になったらそれは英語の「一般動詞」ということだ。

「be動詞」と「一般動詞」は同時に使うことがない。だから「 You are play the piano.」は「You play the piano.」にしなくてはならない。

これさえまず最初に理解すれば、中学校の英語で苦労することは無いといって良いだろう。

この中学英語の第一関門を突破できたなら、次に「I my me mine…」の代名詞、「主語がHe She Itの時は三人称・単数・現在形で動詞にs,esがつく」と定番パターンを使いこなしながら、比較的スムーズに英文法の勉強が進んでいくであろう。

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