習慣づくりは濃い頻度で

先週の塾通信「集中力アップの秘訣」では、変な間(切れ目)をつくらないことが大切だと書いた。
それに関連する話だが、開塾当初、神尾塾では5月の大型連休、8月のお盆を中心に、生徒には1週間程度の休みを持たせるようにしていた。

生徒も大変なのだし、たまにはしばらく休ませてあげよう、と宿題も出さずに授業間隔を1週間程度空けていた。ところが、こちらの思いとは裏腹に、その休暇後に戻ってきた生徒の様子を見ると、集中力が落ちる、注意力が低下する、問題を解くスピードが遅くなる、大切な公式や解き方を忘れている、というようにデメリットしか見えなくなってきた。

ということもあって、現在では大型連休中も通常通りに指導日を設けているし、宿題も出さずに1週間も休ませるようなことはしていない。

新入塾の生徒も同様に、一定の密度で指導日が組めると、適度な矯正がはたらいて塾の指導効果がこちらから見て実感できるようになる。しかし、何らかの原因で授業間隔が空いてしまうと、そこでドスンという音が聞こえるくらいに元の状況に戻ってしまったりする。

何が言いたいかというと、一定の濃い「頻度」で学習を続けることが大切だということだ。これを「習慣づくり」と呼ぶ。