面接の極意

面接の極意はパンフレット(学校案内)を徹底的に読み込むこと。これに尽きる。

面接で、ただダラダラと自分の話をしても面接官は喜ばない。そうではなく、受験する学校の校風、校訓、特徴に触れながら自分の返答をしていけばよい。そうすれば「あ、この子は通りすがりでうちの学校を受けたのではなく、うちの学校が気に入って受験したのだな」となる。

当然それは好印象につながるし、そういう前向きな気持ちを持った生徒を学校は欲しがるということだ。

「えー、あなたはどういう高校3年間を過ごしたいですか」「はい、私は御校の、さわやか はつらつ ひたむきという校訓のように、明るく元気に根気よく勉強にスポーツに取り組む3年間にしたいです」という風にだ。

これは大学入試で指定校推薦を得るための、高校内で倍率が発生した時の校内選抜面接でも使えるし、社会人の面接も同様だ。

あと、あいさつ・返事・礼儀関係は神尾塾生ならば通常からしつけているつもりなので、あえてそういう面接の練習は塾内ではしない。むしろ、普段がいい加減で、いざ入試の段階になって面接の練習で表向きだけつくろうのは本末転倒で、見苦しいことだと私は思っている。普段の生活が面接のような、面接が普段の生活のような、普段から大切なことを習慣づけすることが肝要である。これが、Voice.01で書いた「戦わずして、勝つ」である。