12月Vもぎの成績

先週から12月Vもぎの成績表を返却している。

中3生の12月・1月模試は上位層の追い上げが激しくなるため、一般に成績が横ばいか下がる傾向にある。しかし、そんな時期に右肩上がりのグラフを描く生徒もいるわけで、そういった生徒は間違いなく「勉強している」。表向きだけ、見せ掛けだけ勉強しているフリをしている生徒は確実に成績が下がるから、勉強の状況がバレバレになってしまう。

また、普段から練習の詰めが甘い生徒は、本番の試験で更に結果の甘さを見せる。練習段階で「完璧」を心掛けて練習しておくことが大切で、それが出来ているか否かで今後の先行きが占える。当然ながら練習段階で文字が雑な生徒は本番でも更に字が雑になる。いかに普段からの取り組み、習慣づけが大切か。

もう一点。受け身になって「与えられる」勉強で受かる高校は偏差値50止まりだということ。

特に県立高校は「自分で方針を決める」「自分で取り組む」姿勢のある生徒が上位に行くので、偏差値50以上の県立高校を目指すのならば、自分で必要なことを考えて宿題に限らずコツコツと取り組まねばならない。私立高校は偏差値60以上の学校でない限り、内申点や先生に指示された勉強で済んでしまう側面があるので、県立高校の上位校に入ることの価値は、偏差値60未満の私立高校に入ることに及ばない、ということが言えるのではないだろうか。