勉強には時間をかけること

勉強には時間をかけること。これが基本である。一定の緊張感のある環境で、時間をたっぷり確保し、質の高い作業を続ける。これに尽きる。

時間をかけてもダラダラのんびり取り組んでいるのでは意味が無い。これは当たり前によく言われることなので、私が言いたいことはこういうことではない。神尾塾の中3生であるならば、Vもぎの過去問、夏期練成ゼミという特定の教材を与えられている中で、その取り組むべき作業内容を割り当てられている中で、いかに時間を確保して、丁寧に誠実に調べ作業、和訳作業を行うかということである。

あと、例年気になるのが「用事があるor出掛けるので…(休みたいor早く帰りたい)」旨を頻繁に申し出てくる生徒である。これは伸びない典型的なパターンに当てはまる。会社でもそうだと思うが、いちいち言い訳をして、自分がその場から逃れることを申し出てくる人間は、結局のところ上司から信頼されないし、またその人にとって仕事(会社)に対する優先順位が低くなっているということで、鏡の法則によって会社からのその人へ対する優先順位も低くなるので、最終的には首切りの対象となり、つまりはその人自身が給料をもらえず困ることになるのである。

生徒として塾に入ることと、社員またはアルバイトとして会社に入ることは基本的には同じであろうと思う。誰しもやむを得ない事態というものは発生するから、時に「この日はどうしても無理なので…(休みたい)」ということは起こりえる。日ごろ言い訳せずにきちんと仕事(勉強)をこなしている人であるならば、管理者としても「ああ、いいよ、いつもよく頑張っているんだから、しっかり羽根を伸ばしていらっしゃいな!」ということになる。これが人の情というもの。

この点の基本的な原理を理解しておかないと、勉強でも仕事でも、最終的に本人自身が苦労をすることになるだろう。