いわゆる「手に職」の方面に進んでいる大人の中で、学生時代の勉強が嫌で、そこから逃げてきたニュアンスの人がいる。
(※もちろん「手に職」タイプの大人で優れた人が大勢いることも事実であるが)
勉強から逃げてきたタイプの人を見ていると、変化に対応することが苦手なように見える。
情報であったり、流行であったり、世の中の新しい動きは次々に出てくるものだが、ひとつの信念を持って自分の行動を頑固に守り抜く、という意味ではなく、単に思考がついていかないから変化に対応出来ない、と。会社は既にバージョンアップしているのに、自分がバージョンアップ出来ずに古いOSのままで留まっているから、場合によっては居心地が悪くなって、その会社から去ることになるかもしれない。
そういう観点で考えた時、
学校の勉強というのは、次から次へと新しい単元が出てくる。それを毎回迎え撃つのが日頃の勉強だったりテストだったりする。つまり、嫌でも自分がバージョンアップせざるを得ない環境に置かれる。
つまり「対応力」を身につけること。成績の高低に関わらず、ここに勉強の意義が見えるのだ。