学校と塾

中間・期末テストの時期になると、学校によっては「テスト勉強計画表」を提出する学校がある。何日に何時から何時まで何を勉強した、と記入する一覧表のことである。生徒によっては「何時から何時まで塾」と大きく書いている者がいるのだが、これは止めた方がよい。なぜか。それは、学校の先生にとっては印象の良くないものだから。

学校の先生にとっては、勉強の主体はあくまで学校と考えている。そこで生徒が「塾」と大きな字で書いていたりすると、印象が良いわけがない。学校の先生にとっては、学校が軽視されている印象を受けるのだ。同様に、中間・期末テストの成績表に記入する保護者コメントも、「塾で成績が上がりました」「塾に通い始めました」などと書いてはならない。塾はあくまで「陰(縁の下)」の存在である。

仮に成績が上がったとしても、それが塾の効果であるならば学校の先生は敏感に気づく。「学校でなければ…塾だな」と、通塾を伝えなくても既に気づいているのである。だから先方から尋ねられない限り、塾のことは黙っているのが一番かと思う。