テキストに書き込むか、ノートに解くか

現在、中学生に課している自習課題(夏期テキスト)では、数学のみノート、他の科目は教材に直接記入するよう指示している。

しっかり練習する上では全教科ノートに解いた方が理想ではあるが、当塾では先週の塾通信に書いたように私が全員分の提出物を丸つけする都合から、採点ミスをよりゼロに近づけるため、数学以外を直接記入としている。

もちろん例外はあって、ある程度細部まで解きこなせる生徒であれば、特に理科は途中式を順序立てて理解する必要があるのでノートを使用する場合もある。当然、直接テキストに記入したらあとで練習出来なくなる、だからノートを使うようにと指示する指導者も多い。

当塾の場合は、教材に直接書き込ませる理由を、私のヒューマンエラーを防ぐ以外に2点設けている。

ひとつは、生徒に自力で答えを見出させることを目的とするので、直接記入で一発正解したらそれでよし、もし間違えたら正解するまでやり直すことを目的としているから、直接記入の方が合理的なのだ(※自力で答えを見出すためにヒントを出し続けるのは言うまでもない)。

あとは、あまりにミスが多い答案の場合は、同一の新しい教材を予備で常備しているので、それを用いて確認テストを課すことができる。だから一回目は教材への直接記入でよく、むしろその方が生徒自身の達成感を視覚的に得られやすい。

このように、出しっぱなしの宿題ではなく、なぜその形式で宿題を出すのか、という根拠が当塾には常にある。

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