「単なる不注意」こそ根深い問題

宿題のプリントが4枚だったとして、その4枚それぞれに1問ずつミスをして生徒が提出してくる場合がある。プリントが6枚だったら、計6問といった調子。こういう場合は「理解していない」のではなく、「単なる不注意」が原因にある。

宿題をある程度しっかり仕上げるためには「目の動き」と「根気」が連動しなければならないので、「単なる不注意」こそ根深い問題だったりする。

さて、同じ宿題を再出題する時の心得だが、ここが判断の分かれ道になっていて、

◎「理解していない」ことが原因であれば、間違えた問題だけ再出題する。
◎「単なる不注意」が原因であれば、全問を再出題する。

「不注意」とは「注意すれば解ける」という意味だが、再出題する度に<もぐら叩き>のように間違える問題が移動していく。1回目に3番を間違えたら、1回目に正解していた5番を2回目に間違える、といった具合だ。実に厄介である。

スピード感と場面展開を優先して80%正解で合格とした方がよい場合もあり、常時100%正解を求めることが正義というわけでもない。ここは注意しなければならないが、いずれにしても生徒は宿題を通して「目の動き」と「根気」を養っているのである。

当塾についての詳細な情報はこちらをご覧ください。