生徒には定期テストの前に試験範囲表を持参させているが、本当は1つの学校から誰か一人が範囲表を持ってきたら、塾としてはそれで事足りる。
しかし、実際には同じ学校に通う生徒が複数人いたとしても、一人ひとり全員に範囲表を提出させて、私もその都度範囲表をコピーしている。
その目的は何か。
生徒本人に当事者意識を植え付けることである。
A君の提出がなければ、同じ学校に通うB君が範囲表を持ってきたからそれでいいよ、とはならない。
その先には、A君もB君も「誰かが持ってくるから(別に自分は何もしなくても)よいだろう」となってくるのである。
人任せは思考停止を意味する。本人が当事者にならない限りは、何一つ事が成就しないのである。
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