GIGAスクール構想というネーミングを初めて聞いて、メガを超えるギガスケール(大規模)の学校を思い浮かべたのは私だけか。
GIGAスクール構想とは、正確にはこうである。
さて、例えば公立の小・中学校は大阪市でいえば各行政区について1校ずつに統合し、そこに公立の図書館、スポーツセンター、カルチャーセンター機能も混ぜてしまって、その1校をひとつの文化村にしてしまえばよいのに、と私は夢想する。(あくまで暴論である)
というのは、学校を大規模校・中規模校・小規模校に分けてみると、
1学年に40人×10クラス以上存在するような大規模校と、1学年に25人×2クラス程度の小規模校、そしてその中間の中規模校。
一般的なイメージとして大規模校は融通がきかず、中規模、小規模とスケールが小さくなるにつれて融通がきく、面倒見がよくなるという印象がある。
しかし、私の知る限りでは、
大規模校は動員人数が多いゆえに、習熟度別クラス・選択授業の設定がしやすく、システムにおいて意外と小回りがきいている。
小規模校は人数が少ない故に、一人ひとりに合わせた対応がしやすい。
問題は中規模校で、大規模校のようにシステムを細分化するのもコストがかかり過ぎるし、中途半端に人数が多いから小規模校のように手厚く一人ひとりを見ることも難しい。
このように見ていくと、「わが子は独特な雰囲気があって、どういった学校を選べばよいか分からない」となった際に、小規模校も選択の範囲内だろうが、意外と大規模校(昔の言葉でいうマスプロ=大量生産型のイメージの学校)の方が、その中に含まれるクラスター(房)の種類や数が多い分、その子なりの居場所が見つかり易かったりする。