情を学ばず、知を学ばせる不具合

「大和言葉で情を学び」「外来語で知を学ぶ」
その視点から今の教育思潮を眺めた時に、「国際化の時代に対等に海外の人とやり取りできるよう英語教育に力を入れましょう」というコミュニケーションツールとしての外国語教育が主流だが、一方で「こんな時代こそ日本語教育をしっかり立て直しましょう」という「情」の教育に注目する声はほとんど聞こえてこない。

つまり、現在の流れは結果として「口先だけ達者な知的人間」を培養することにしかならない。

そんな視点から、大和言葉(母国語)に触れる機会をもつことを心掛けたい。触れるとは、聞く機会・読む機会・発する機会である。哲学者カントが伝えたという「知・情・意」(知性・感情・意志)の三原則。現代は情報化とデジタル化で「知」に比重が偏り過ぎる傾向にある。「知・情・意」のバランスを忘れてはならない。

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