▼小学校で「整数・小数・分数」を学び(有理数)
▼中学校で「プラス・マイナス」と「割り切れない数」を学ぶ(有理数と無理数)
ここまでが「目に見える数」(有理数+無理数=実数)で
▼高校で”2乗して-1になる”という「目に見えない数」を学ぶ(虚数)
このように見ていくと、「目に見えて分かり易い世界(自然数)」から「目に見えて広がりのある世界(プラス・マイナス)」、「目に見えるけど割り切れない世界もあるんだよ(無理数)」、そして「世の中は目に見えることだけじゃなくて、目に見えない世界も、目に見えないからと言って存在しないわけじゃないんだよ」という、森羅万象の多様性の世界に思考を広げてくれていることが分かる。
数字を扱うことはフィクションの世界ではなくて、自然科学との付き合いそのものだ、ということに気付ければ、勉強の神秘性というか、成績や受験のためだけではない人生そのものの学びを小学生のうちから始めていることが分かる。
※この板書は<全貌の把握>が目的なので、有限小数や循環小数、無限小数といった詳細な概念は入れていない。