改訂版~近隣中の進学状況(H.28春)

鎌ヶ谷四中の情報をいただいたので、2016年5月16日の記事に書き加えて再掲。
平成28年春卒業の鎌ヶ谷市立中学校の高校進学を分析。

◎公立高校と私立高校の進学割合
【鎌中】公立73%、私立27%
【二中】公立78.3%、私立21.7%
【四中】公立79.9%、私立20.1%
【五中】公立79%、私立21%

→鎌中の私立率が比較的高い。公共交通の利便性、家庭の経済面の傾向、という意味で鎌中エリアの特性が出ている。

◎学力別高校進学の割合
【Aグループ】偏差値61以上
<船橋・東葛飾・薬園台・佐倉・八千代・船橋東・柏・小金>
鎌中10.2%、二中4.8%、四中8.8%、五中6.3%

【Bグループ】偏差値51-60
<幕張総合・鎌ヶ谷・柏南・国府台・津田沼・松戸国際・国分・柏中央・柏の葉・市立習志野>
鎌中19.2%、二中17.0%、四中12.3%、五中18.3%

【Cグループ】偏差値46-50
<船橋芝山・市川東・松戸六実・船橋啓明・柏陵・印旛明誠・松戸・流山おおたかの森・市立船橋>
鎌中32.9%、二中25.5%、四中17.5%、五中21.8%

【Dグループ】偏差値41-45
<市立松戸・市立柏・実籾・市川昴・佐倉東・船橋二和>
鎌中12.0%、二中19.7%、四中10.5%、五中18.3%

【Eグループ】偏差値40以下
<鎌ヶ谷西・船橋北・白井・松戸向陽・市川工業・流山・船橋豊富・船橋法典・松戸南・船橋古和釜>
鎌中25.7%、二中33.0%、四中50.9%、五中35.2%

→CグループとEグループに人数が集中する「ふたこぶラクダ」現象。いわゆる学力の二極化である。「大学進学で日東駒専の一般受験の出来るボーダーの目安が偏差値50」「千葉県全体では人数の真ん中(中央値)が偏差値45」という2点を知っておこう。

ざっと千葉県全体の平均を上回っているのが鎌中で、二中・五中は平均を下回っている。四中に至っては生徒の約半数が偏差値40以下ということで、H27年春の鎌ヶ谷二中(47%)よりも厳しい状況。ただでさえ部活に比重を置きがちな千葉県で、周囲の生徒の勉強しない雰囲気に流されてしまったら・・・。子供の主体性に任せる、という言葉は聞こえが良いが、現実には各家庭が子供の将来にどういったビジョンを持つか、ということが最も大切だろう。