定期テストの勉強と、偏差値を上げるための勉強

◎中間・期末の定期テストの勉強は「狭く・深く」
◎偏差値を上げるための勉強は「広く・浅く」(更に偏差値を上げるためには「広く・深く」であるが)

という風に、勉強のアプローチの仕方が全く異なる。

次に、成績の出方を見てみる。

◎「定期テスト」>「実力テスト」の生徒は、定期テストの前にはそれなりに勉強をするので得点が取れるが、過去に習った単元の反復が出来ていないので実力がついておらず偏差値を出してみると驚くほど低い。入試の段階では、内申があるので私立高校の併願で高い学校を出願できるが、それと見合った県立高校の受験が出来ない。ならば私立に進んだ方が将来的に良いのでは?と思えるタイプ。

◎「定期テスト」<「実力テスト」の生徒は、底力はあるのに定期テストは手を抜く、というタイプ。「私は本番に強いの」ということで、一般受験で県立や上位私立を受けたくなるのだが、県立受験では内申点の低さが足を引っ張ってしまって、結果的に苦労をする。

基本的に神尾塾においては「偏差値を上げるための勉強」に特化するパターンがほとんどである。
というのは、定期テスト対策をするとご家庭も安心されるだろうが、生徒によっては砂漠に水をまくが如く、木を見て森を見ずでその小さな木にせっせと栄養をあげても森そのものが枯れてしまう状況があり、定期テスト勉強よりも通常の授業に比重をかけることが多い。もちろん、生徒個々により条件が異なるので、定期テスト対策に執念を燃やすケースも有り得る。

神尾塾における生徒の成績の伸びについては随時下記にて更新している。
http://kj-log.cocolog-nifty.com/exp/past.html

「偏差値を上げるための勉強」というのは、過去に習った単元と最新の単元を横軸にならべて、行ったり来たりしながら反復練習を続けることで成り立つ。進む一方では過去に習ったことも忘れてしまうが、適度に行ったり来たりのさじ加減が出来るのはやはり、塾の強みといえよう。