利休居士伝書のミニ作文

◎A・R(中2)

私は、気ばたらきの様な、人の心を読みとることがとても苦手で、友達を傷つけてしまうことが何回かあった。「人の気持ちなんて他人に分かるわけが無い」と思っていた。だが「利休居士伝書」を読んで、私は今まで人の心を読み取れなかったのでなく、読み取ろうとしなかっただけなのかもしれない。なので人の気持ちを読み取り、人を傷つけることがない人になりたい。

千利休が奈良の法華寺を訪れた際、若い僧侶が利休の心を読み取って、1杯目は喉の渇きを潤すために低温のお茶を多めに、2杯目はお茶を味わえるように濃く熱めにいれたという気働きの良さに感心して、利休がこの僧侶を弟子にしたという話。即興で作文を書いてもらった。その中の1編がA・Rさんの作文。ありのままの率直な気持ちをつづっている。