反抗期

私の場合、多感といわれる中学生の時に同居していた祖父母が認知症になり、祖母に至っては浴室で排泄するような状況であったので、また親戚間でのイザコザもあり、そういえば反抗期という反抗期が(自分としては)無かったな、ということを先日考えていた。

だから良かったという訳ではないが、その意味において仮に反抗期を起こしている子がいるとすれば、それは幸せなことだと思う。反抗期を起こせるだけ悪く言えば「ひま」、つまり日常が平和で幸せだということなのだ。

苦労は買ってでもせよ、という言葉があるが今の自分にとって辛いな、酷だな、と思えることが後になって良薬になっていることはよくある話で、だからといって苦難など来て欲しくはないが、一つひとつの出来事を自分にとっての「学び」ととらえて、その出来事が自分にとってどのような意味・意義があるのか、そこから自分が得られる教訓は何かということを日々考え続けることが大切である。

これが自分本位で生きるということ、自分が主体性を持つ、ということに繋がる。