高校入試を取り巻く状況、最新のメモ

◎高校の授業は週6日制へ
都内の私立高校は週6日制に戻りつつある(ただし、毎週ではなく月に数回土曜授業を行う場合も含む)

◎2学期制から3学期制へ戻す学校の増加
定期試験のタイミングや前期・後期の間の秋休み(9-10月)が日本人の感覚に馴染まない、夏休み前に成績表を渡す(受け取る)ことが出来ないストレスなど。

◎県立高校入試で定員割れを起こしていても不合格になる学校があるのは千葉県の特徴
これは、審議の対象となる調査書記載事項(評定に1がある、欠席日数、行動の記録)に引っかかってしまったため。

◎千葉県公立高校の入試は難度が高い
他県は60点程度を偏差値50として試験問題を作成するが、千葉県の場合は50点程度で偏差値50となるように設定している。これは、問題の難度が他県に比べて高いということ。

◎理科について
出来る生徒と出来ない生徒の差が激しい。これを解決するためには、小学生から塾で少しずつ習うなど早い段階からの取り組みが必要。小学生の頃から理科の出来・不出来については差が開いてしまっている。入試問題は難度が上がってきており、用語の丸暗記だけでは入試に対応出来なくなっている。計算力をつけ、それぞれの現象について理解を深めなければならない。

◎県立高校の統合
県南地域(房総半島エリア)で公立高校の統合が進んでいる。千葉県のそれ以外の地域でも統合のための検討会は”既に”設置されている。

◎県立高校入試の前期・後期一本化はしない
千葉県公立高校の入試においては前期・後期の2段階選抜を維持し、他県のような一本化をすることは見送られた。従って、現中学2年生以降も前期・後期の2段階選抜で高校受験を行うことになる。ただし、専門学科のみ前期入試で定員の100%を決めてしまう場合があり、これについては事実上の一本化と言える。