腸内細菌を大切に

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『母の腸内細菌減、子どもの脳に影響か 福井大チーム、発達障害と関連可能性』
福井新聞ONLINE 1月21日配信

福井大学の研究チームは20日、腸内細菌が少ない母親から生まれた子どもに発達障害が現れる可能性があることを妊娠マウスの実験で示したと発表した。米オンライン科学誌プロスワンに論文が掲載される。母体の腸内環境悪化と子どもの脳の発達異常について関連性を示唆する内容で、仕組みの解明や予防につながる成果と期待される。

研究チームは、福井大子どものこころの発達研究センターの栃谷史郎特命助教、松崎秀夫教授ら。母子の健康に影響を与えるとされる腸内細菌に着目した。栃谷特命助教は「発達障害の原因はさまざまあり、母親の腸内細菌の減少、バランスの乱れはあくまでリスクの一つ。妊娠、出産の時期にヨーグルトなどで腸内環境を整えることはリスク軽減や予防につながる可能性がある」と説明した。

実験では、妊娠期の母マウスに細菌の増殖を抑える抗生物質を飲ませ、腸内細菌を減らしてバランスを乱し、その後生まれた子を観察した。

正常な母マウスから生まれた子と比べ、生後4週で平均体重が約2グラム(約12%)軽く、夜行性なのに暗闇での活動が低下し、広い空間では不安から壁沿いを移動するなどの異常が見られた。生後7~8週でも低体重、壁沿いの移動の異常があった。

これとは別に、正常な母マウスから生まれた子を生後すぐ、腸内細菌を減らした母マウスに育てさせても生後4週で暗闇での活動低下など異常が見られた。逆に腸内細菌を減らした母マウスの子が、正常な母マウスに育てられると正常な行動を示したことから、出生後に脳の発達が受ける影響があるとみられる。

人の場合、産道を通るときから細菌を摂取し、腸管で腸内細菌を育む。産後も授乳などで母親の皮膚から細菌が入るという。ただ、脳の発達に腸内細菌がどう関与するかは不明で、研究チームは仕組みの解明を目指す。栃谷特命助教は「健康効果がある微生物プロバイオティクスなどを母子マウスに投与して腸内環境を整え、子の異常行動を予防できるかの研究も始めている」と話した。
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気になった記事なので、転載してみた。腸内細菌を気にすることは、とても大切。関連するようでしないような話になるが、

現在私は「ご飯と味噌汁の和食」を主体として、「野菜と果物(酵素)」「ヨーグルト類(乳酸菌)」「納豆(納豆菌)」を特に意識して摂取するようにしている。その上で出来る限りバランスのよい食事、肉魚にこだわらずに何でも食べる「雑食」を目指している。

いずれも食物繊維と発酵食品から得られる酵素、そして善玉菌を腸に入れようという意図。恐らく、全身の健康は腸の健康度で決まると思う。逆に、腸の悪玉菌を増やすような、スナック菓子・インスタント麺など食品添加物の多い食品はほとんど食べない。コーラなど糖分の多い炭酸飲料も同様。これらは習慣になってしまうので、一度食べなければ・飲まなければ「また食べたい・飲みたい」という気は起きないので、きっかけとなる一口を入れることのないよう心掛けている。

「ハートチップル」なんて子供の頃は大好きだったが、ストレスにならない程度に避けていれば、それはそれでどうにか摂取せずにいられるものだ。あと、ダイエット系など人工甘味料を使用した食品も激増しているが、人工甘味料の摂り過ぎはバカになるという(非定量的な説明で申し訳ないが)認識でいるので、これも出来る限り避けている。

腸内細菌から話がそれたが、今食べている食事が10年後の体を造ると私は考えているので、そのためにも腸内細菌を意識した食事の在り方はとても大切だろう。