学校の授業は1,2,3,4,5,6と数字で言うなら順番に進んでいく。ところが、余程記憶力の高い生徒でない限り、4,5,6と進んでいくあたりで1,2,3のことはすっかり頭から抜け落ちているのが普通だ。学校の中間・期末テストでは点数が取れても、実力テストで点数が伸びないのはこういう所に原因がある。残念ながら、この点のフォローは現在学習塾・家庭教師といった任意の教育機関でないと出来ないだろう。
勉強は本来、1,2,3,4,5,6,1,2,3,6,7,8,3,4,5,7,8,9と、反復横とびのように現在と過去を行ったり来たりしながら学習していくのが頭の吸着に最も効果的だ。学習塾は教科書に縛られないから任意の教材でこういう自在な指導が出来る。もし、これを学習塾・家庭教師無しで自学で実現するとしたら、どこから手を付けたら良いか分からないだろうし、やはり途方に暮れてしまうだろう。それでも、自学で実践したいなら、進みながら戻る、戻りながら進む、一歩先へ飛ぶ、一番最初に戻ると、行ったり来たりしながら問題集を解いていくのが良い。