中学1年の意外なiPadの使い方

横浜の桐蔭学園で開始されたICT教育についての良記事。
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1505/18/news016.html

始めからドーンと端末を渡してしまって、その代わりインターネットサイトのフィルタリングや生徒同士でのメールは出来ないなど、野放しではなく保護すべきものをきちんと守っている。

今問題なのは、情報リテラシーの教育を受ける前に「欲しい、欲しい」と購買欲に負けて子供たちがバラバラに携帯・スマホを手にしてしまっている所にある。そして学校や家庭もそれをコントロール出来ないまま、子供によっては友達同士のコミュニケーションに夢中になってしまったり、見るべきでないサイトに見入ってしまったり、それが中毒となって他のことが手につかなくなってしまっている。

私が大学生になった頃、ちょうどPCが一般家庭に普及し始めていて、大学1年の一般教養で情報リテラシーの授業を受けたことで、メールの書き方やインターネット上のエチケット(当時はネチケットと呼んでいた)を訓練された。基礎的な教育を受けてから家庭でもPCを購入するという流れがあったから、インターネット上のトラブルやメールを介したコミュニケーションで問題を起こすということはあまり考えられなかった。

今考えても、先に情報リテラシーの授業を受けておいて良かったと思うことが多い。その後携帯電話やスマホを持つ流れになっているが、私にとっての土台は大学1年当時の授業にあるといって過言でない。インターネットや情報端末を扱うためには基礎的な教育を行うことがとても大切なので、学校で全員必須で一括導入してしまって、桐蔭学園のようにリテラシー教育を行いながら端末を扱う技能やエチケット、心がけのようなものを高めていくのが好ましいように思える。