成績が伸びる子と伸びない子の決定的な違い
(PRESIDENTオンライン・2024年10月23日)
◎成績が伸びるタイプや頭が良くなるタイプは、何かを書いている場合が多い
◎成績が伸び悩んでいるタイプは、何も持たずにじっと問題を見ているだけという可能性がある
アスペルガー的な傾向を持つ子で書くことを徹底的に忌避する場合もあるのだが、それを除くとして、一般的に書く子は伸びる・書かない子は伸びない、その通りである。
0か100かのタイプも難しく、100が狙えるならば着手するけれども30くらいしか出来ないのであれば着手しない、0のままという横着なタイプもいる。
『論語』述而第七より
憤せずんば啓せず、非せずんば発せず。一隅を挙げて、三隅をもって反(かえ)らざれば、すなわち復(また)せざるなり。
(訳)「問題意識をもって自分から取り組もうとする情熱のない人間は、ヒントを与えられてもピンと来ない。解決の糸口を見い出そうと粘り強く努力する根気のない者は、何を教えても身につかない。例えば、四角いものの一隅を教えたら、あとの三隅を試行錯誤しながら解明するくらいの意欲がなければ、何一つものにならない」
分からなければ分からないなりに取り組むことも勉強で、30ならば30まで到達しただけの得るものは必ずある。
現在の正解主義のテストでは正解を出さなかったら0点というマインドが染みついているのも一因だが、まずは書いてみる、文字や図表に起こしてみることは実に大切だ。
どう書けばよいかすら分からなければ、解答があるならば解答を徹底的に真似して書き写すのもよい。「学ぶ」は「真似ぶ」なので、何もない所に芽は出てこない。商売もそうだが、上手くいっている人の真似をまずしてみて、そこから守破離で破・離に持ち込めばよいのである。
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