主客一体となるから成功する

大阪に移転してまもなく5年。個人的な大きな変化としては時々なんば花月に行くようになったことである。

「である」なんて偉そうに書く内容でもないが、なんば花月で吉本の舞台を見るようになってから、吉本の芸人がテレビやイベントに出演するのも、全ては舞台のためなのだと理解した。

関東にいた時は新喜劇も何が面白いのか全く理解できなかったのに、生で新喜劇を見るようになって以来すっかりその「味」を覚えてしまい、時間が合えば土曜昼のMBSや配信も見るようになった。

漫才も新喜劇も客席の反応が重要で、客席を「どの程度のものか見せてみろ」的な態度が占めれば舞台の演者も気持ちが乗らず、客席が「一緒に盛り上げよう」という気持ちで場内が一体になった時に演者のよいところを引き出すことができる

それはコンサートでも講演会でも同じだろう。全く同じことは学習塾にも言える。

先日、年賀状の整理をしていたら今から14年前、平成22年に当時の小6の男子生徒からもらった年賀状が出てきた。

「明けましておめでとうございます。いつもお世話になっております。今年もよろしくおねがいします。少し計算もはやくなりました。わかりやすいおしえかたでいい先生だと思っています。」

この子は間もなく途中でリタイアすることになったのだが、リタイアした原因として、彼は当事者としてではなく評論家目線で塾に来ていたことが考えられる。

先ほどの「どの程度のものか見せてみろ」とまでは言わないが、自分自身の課題解決のために塾に来ているという意識がないと、やはり評論家目線になってしまう

舞台ならば冷めた舞台となり、コンサートならば冷めたコンサートとなる。もちろん、学習塾も同じなのだ。

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