ふくろう博士

今でこそ家庭教師といえば「トライ」のイメージが強いだろうが、私が子どもの頃は「ふくろう博士」の日本家庭教師センター学院が業界最大手で、現在でいう「トライ」のCMのインパクトくらいに「ふくろう博士」の存在感が際立っていた。

「おしっこをすると体が何故ブルっと震えるのか」という話を私が生徒にすることがあるが、これは「ふくろう博士」こと学院長の古川のぼる先生が当時のラジオ番組でされていた話の受け売りである。

私自身が「ふくろう博士」の生徒で、今はなき東京のホテル高輪という場所で「正月ホテル特訓」に参加したこともあった。年末30日から正月5日までの毎日、先生が客室に寝泊まりしながら、生徒が時間ごとに部屋を行き来して授業を受けるのである。今思えば、その後大衆化していく個別指導の先駆けであった。

特訓の初日にはホテルの宴会場で合格弁当を食べ、台風で落ちなかった青森の「落ちないリンゴ」をもらう儀式があった。夕方のニュースでその模様を放送するのが年末の恒例となっており、おでこに「必勝はちまき」、肩に「必勝たすき」を掛けて「エイエイオー」と拳を天井に突き上げて叫んでいる私の姿が当時のTBS系「ニュースの森」で放映されている。

ホテル特訓ではないが、「ふくろう博士」でお世話になった中でS先生という方がおられた。当時すでにベテランで、その後リソー教育が立ち上げたプロ家庭教師「名門会」の教務責任者に招聘されたが、問題を解けないとすぐ怒る先生だった。

解き方が分からない、とグズグズしていると問題集が頭に向かって飛んでくるのである。先生の口癖は「いいか!分かったか!」でこれを怒りながら言うのである。

秀才タイプの先生には問題を解けない生徒の気持ちが分からないだろうと思うことと、私が現在、問題が解けないことで生徒を怒ることが絶対に無いのは、この時のトラウマがあるからである。(私が怒るとしたら、勉強以外の重大な問題が複数重なった時である)

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