ダメな方向に流される人

自宅最寄りの駅前にセブンイレブンがあるのだが、終電に乗ってこの店を訪れると毎回必ず店員が黙っている。どの客が来店しても「いらっしゃいませ」の一言が無い。カゴに商品を詰め、レジに向かうと店員は黙ってPOS打ちを始める。「温めますか」ここで初めて口をきく。商品を袋に入れる、会計を済ませる、店を出る。「有難うございました」の一言も無い。

こういう店は行くべきではないと思い、谷町四丁目近くのコンビニで用を済ませたり、阿倍野あたりで買い物をするようにもなったが、釈然としないのでセブンイレブンジャパンの本社窓口に連絡した。それから1ヶ月くらいして店に訪れると同じ深夜の時間帯「いらっしゃいませ!」「温めますか!」「有難うございました!」・・・同じ店員とは思えない声出しに改善されていた。恐らく本部からオーナーへの指導が入ったのだろう。

お客様窓口への連絡から半年、先日久しぶりに同店を訪れると、また同じ店員(複数)が元の半年前の様子に戻っていた。どの客が来店しても、無言。「温めますか」。むしろ私の方が「お願いします」「nanacoで」「温めなくて大丈夫です」「有難うございます」これでは本末転倒だろう。

このように見ていくと、社会人でもそうだが中学生・高校生でも同じような状況があって、【ダメな方向に流されてしまう人間】というのが必ずいるのだ。

親「どうしてこんな悪い成績なの?」
子「〇〇君よりマシだよ」

常に下を見て、その下よりも少し上の水準を維持して生きている人が必ずいる。その下が下がれば更に自分の水準も下げていく。
こういった現象を一言で『救いようがない』という。